2010年1月18日
バクスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:ジェラルド・リマ)は、血液凝固第VIII因子欠乏症(血友病A)の治療薬として、プラズマ/アルブミンフリー製法(rAHF-PFM*)による遺伝子組換え型血液凝固第VIII因子製剤アドベイト注射用250、同500および同1000(一般名:ルリオクトコグアルファ<遺伝子組換え>)に加え、2010年1月15日付にて「アドベイト注射用2000」の医薬品製造販売承認を取得しました。
「アドベイト」は、血液媒介性の病原体伝播のリスクを避けるため、世界で唯一、細胞培養・精製・製剤化のいずれの工程においても、ヒトおよび動物由来たん白を全く添加しない新しい製法(プラズマ/アルブミンフリー製法)により製造された、遺伝子組換え型の血液凝固第VIII因子製剤です。
「アドベイト注射用2000」は、本邦で初めて承認された2000単位の遺伝子組換え型血液凝固第VIII因子製剤です。2000単位製剤も、250、500および1000単位製剤と同様に溶解液は5mLであるため、高用量の血液凝固第VIII因子製剤の投与を必要とする患者さんにとって、注射液の投与量や溶解操作にかかる時間を低減することが可能となります。
「アドベイト」は、世界49ヵ国(2009年9月現在)で承認されています。とくに米国および欧州において急速に使用が促進され、販売実績は60億単位を超えています(2009年12月現在)。バクスターは現在、世界に2ヵ所ある遺伝子組換え製剤の製造施設により、遺伝子組換え製剤の安定供給を図っています。また、新たに3ヵ所目の製造施設も建設中です。
血友病Aは、血液が凝固するために必要な血液凝固第VIII因子を十分に産生することができない疾患です。血液中の血液凝固第VIII因子が不足すると、止血に時間がかかり、関節内出血等により激しい痛みや血友病性関節症をともなう可能性があります。また、適切な治療が施されなければ、生命の危険にさらされる恐れもあります。血友病A患者さんは、血液凝固第VIII因子製剤を投与することにより、早期に止血をはかることができます。また、血液凝固第VIII因子製剤を定期的に投与することで出血を未然に防ぐことができます。
「アドベイト」は、血液凝固第VIII因子欠乏患者さんに対し、血漿中の血液凝固第VIII因子を補い、その出血傾向を抑制します。
* rAHF-PFM: recombinant antihemophilic factor, plasma/albumin-free method(細胞培養、精製、製剤化のいずれの工程においても、血漿またはアルブミン等のヒトおよび動物由来たん白を全く添加しない製法)