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バクスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:ジェラルド・リマ)は、2010年5月10日、血液凝固第VIII因子欠乏症(血友病A)の治療薬として、「アドベイト注射用2000」(一般名:ルリオクトコグアルファ(遺伝子組換え))の販売を開始いたします。
「アドベイト」は、世界で唯一、製造工程において血液由来成分をまったく添加しない遺伝子組換え型の全長血液凝固第VIII因子製剤です。血液由来成分を含まないため、血液由来の病原伝播のリスクを避けることができます。
「アドベイト注射用2000」は、本邦で初めて承認された2000単位の遺伝子組換え型血液凝固第VIII因子製剤です。2000単位製剤も、すでに販売されている250、500および1000単位製剤と同様に溶解液は5mLであるため、高用量の血液凝固第VIII因子製剤の投与を必要とする患者さんにとって、注射液の投与量や溶解操作にかかる時間を低減することが可能となります。
「アドベイト」の全世界における販売実績は、2010年4月現在70億単位を超え、世界で最も多く使用されている血友病治療薬となっています。患者さんや医療従事者のニーズの拡大、発展途上国における治療水準の向上、定期補充療法の普及、平均寿命の延長にともなう血友病患者さんのQOL向上など、高単位血友病治療薬の必要性が世界的に高まっています。これを受け、バクスターは遺伝子組換え型血友病治療薬の生産能力拡大を図っており、今後も引き続き、安定供給と生産性の向上に取り組んでいきます。
バクスターは治療薬の提供に加え、血友病治療にかかわる医療従事者の教育支援も行っています。血友病治療に関する最新情報を全国の血友病診療医に発信することを目的として、11人の血友病専門医によるオンラインの学術講演会「ウェブストリーム・ヘモフィリアセミナー」(全11回講演)を企画し、北九州総合病院副院長白幡聡先生の総監修の下、4月から7月の4ヵ月間実施します。また、10月には若手血友病診療医の教育支援を目的としたセミナー「THE NEXT」を実施する予定です。
血友病Aは、血液が凝固するために必要な血液凝固第VIII因子を十分に産生することができない疾患です。血液中の血液凝固第VIII因子が不足すると、止血に時間がかかり、関節内出血などにより激しい痛みや血友病性関節症をともなう可能性があります。また、適切な治療が施されなければ、生命の危険にさらされる恐れもあります。日本には、4,317人の血友病A患者さんがいると報告されています(2009年度厚生労働省委託事業「血液凝固異常症全国調査」)。血友病A患者さんは、血液凝固第VIII因子製剤を投与することにより、早期に止血をはかることができます。また、血液凝固第VIII因子製剤を定期的に投与することで出血を未然に防ぐことができます。
「アドベイト」は、血液凝固第VIII因子欠乏患者さんに対し、血漿中の血液凝固第VIII因子を補い、その出血傾向を抑制します。
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