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ニュースリリース

 
 

サステナビリティの取り組みの進捗を発表
医療用品として初めてカーボントラスト認証を取得

 
2010年7月14日

 バクスターインターナショナルインクは、このたび2009年サステナビリティ報告書「Our Priorities for a More Sustainable Future」を発行しました。社会、経済、環境に関する当社の取り組みを、サステナビリティ報告書を通して発表するのは本年で11年目となります。報告書では、当社が定めているサステナビリティに関する優先事項と目標に対する進捗状況を報告するとともに、プロダクト・スチュワードシップの推進や、CO2排出削減、従業員によるボランティア活動を通した地域支援など、世界的なサステナビリティの課題に対する当社のさまざまな取り組みを紹介しています。

サステナビリティに関する優先事項に対する進捗

当社のサステナビリティに関する優先事項は、「従業員」、「事業活動と製品」、「社会」の3つのカテゴリーに分けられます。この優先事項では、当社とそのステークホルダーが高い関心を持つ分野や、当社がとくに大きく貢献できる分野の課題を取り上げています。また、当社のサステナビリティに対するコミットメントを示し、継続的な取り組みを動機づけるとともに、ステークホルダーがその成果を評価できるよう、それぞれの優先事項について長期目標を設定しています。この長期目標には、包括的な職場環境の推進や理数科教育の支援、温室効果ガス排出量・廃棄物発生量・水資源使用量の削減などが含まれます。

「サステナビリティは、私たちの事業活動や企業文化の延長線上にあるものです。サステナビリティの優先事項の一つひとつに従業員がかかわり、それぞれの取り組みの積み重ねにより、企業として持続可能な社会の構築に貢献し、同時に私たちの事業にもよい影響をもたらすことができるのです」と、会長兼CEOのロバートL. パーキンソン ジュニア(Robert L. Parkinson Jr.)は述べています。

2009年サステナビリティ報告書には、以下を含む取り組みが紹介されています。

  • 水資源の使用量を2005年から絶対値で9%、売上高を指標とした場合、29%削減しました。
  • 「グローバル・サプライヤー・サステナビリティ・プログラム」を導入し、当社の購買プロセスに環境に関する20の基準を設けました。
  • 3年連続、就労中の傷病による労働損失日を改善させています。
  • スイスのチューリッヒに所在する当社の欧州本部の社屋に、天然採光やソーラーパネルなど、さまざまな画期的な機能を備えたグリーンビルディング設計を導入し、一般的なオフィスビルに比べ、エネルギー使用量を約80%削減させました。
  • 事業活動による温室効果ガスの排出量を2005年から絶対値で5%、売上高を指標とした場合、26%削減しました。
その他の事例や詳細なデータは、2009年サステナビリティ報告書に記載されています。当社のサステナビリティ報告書は、GRIガイドライン(サステナビリティの報告に関する世界共有のガイドライン)に準拠しており、地域支援、従業員、環境・衛生・安全、倫理・コンプライアンス、ガバナンス、製品責任などのサステナビリティにかかわる主要なテーマについて、詳細に報告しています。

日本におけるサステナビリティの取り組み

日本においても、環境に配慮したサプライチェーンの推進や、地域支援活動などを中心に、サステナビリティの課題に取り組んでいます。

  • 2012年7月までに、日本において4WD車を除くすべての営業用社用車をハイブリッド車へ切り替えます。これにより、CO2排出量を約40%(約400トン)削減し、環境への負荷を大幅に軽減します。
  • 流通センターの新設による製品の輸送距離の短縮、積載効率の向上、より燃料効率のよい輸送手段への変更などにより、日本では2007年から2010年までの4期においてCO2排出量をのべ2,883トン削減しています。
  • 宮崎工場では、エネルギー管理プログラムの推進、新技術・高効率設備の導入、オペレーション効率の向上など、さまざまな取り組みにより、2005年を基準として、2009年には温室効果ガス排出量を約17%、水資源使用量を約38%、廃棄物発生量を約30%削減しました。
  • 従業員にバクスター・グローバル・サービス・プログラムへ参加することを奨励し、バクスターの企業文化であるボランティア精神と地域支援を向上させています。2009年、バクスターは全世界でのべ15.9万時間以上のボランティア活動を行いました。日本においても、のべ約3,570時間、従業員1人あたり年間約4時間のボランティア活動を行いました。

医療用品として初めてカーボントラスト認証を取得

 プロダクト・スチュワードシップ(環境保全のための製品責任)と持続可能な生産方式を推進する取り組みの一環として、先般、当社製の「FLEXBUMIN」(ヒトアルブミン)に対して、英国のカーボントラスト社からカーボントラスト認証を取得しました。「FLEXBUMIN」は、世界で唯一の軟質プラスチックバッグ入りのアルブミン製剤で、世界で初めて医療用品としてカーボントラスト認証を取得しました。

「FLEXBUMIN」は、当社のバイオサイエンスの専門技術とドラッグデリバリーの専門技術の画期的な組み合わせにより開発された、救命医療に用いられる製品です。従来のアルブミン製剤は、当社製の「ブミネート」(ヒトアルブミン)のようにガラス容器に充填されていますが、「FLEXBUMIN」には「GALAXY」という当社独自のパッケージシステムを採用し、軟質プラスチックバッグにアルブミンを充填しています。このたび、「FLEXBUMIN」導入によるCO2排出量の比較分析と、この先2年間の「FLEXBUMIN」にかかわるCO2排出削減の継続的な取り組みが評価され、カーボントラスト社よりカーボントラスト認証を取得しました。比較分析は、英国規格協会による温室効果ガスの算定基準「BSI PAS 2050 Standard」に基づき行われ、原料の抽出から製品のライフサイクルの終期までの「FLEXBUMIN」および「ブミネート」の50mL製剤と100mL製剤にかかわる温室効果ガス排出量と輸送にかかわる温室効果ガス排出量を定量化して行いました。

「医療用品にカーボントラスト認証を付与するのは『FLEXBUMIN』が世界で初めてとなります。バクスターは、製品設計や生産活動においてサステナビリティの取り組みに力を入れており、この認証はさらなるCO2排出削減に向けたバクスターの継続的な取り組みを反映するものです」と、カーボントラスト社の最高責任者であるトム・ディレイ(Tom Delay)氏は述べています。

「FLEXBUMIN」は、医療機関と環境にさまざまな利点をもたらします。軟質プラスチックバッグ入りの「FLEXBUMIN」は、ガラス容器入りの「ブミネート」に比べ、生産にともなうエネルギー消費量が少なく、また、製品の重量も軽いため、輸送にともなうエネルギー消費量も少なくてすみます。製品の規格(サイズ)や地理的条件にもよりますが、「ブミネート」に比べ、「FLEXBUMIN」はCO2排出量を55~77%削減することができます。また、保管スペースも47~52%削減することができ、医療機関や薬局のスペースを有効活用することが可能となります。

従業員による地域支援活動

 ボランティア精神を企業文化の一つとして推進し、ボランティア活動を通して従業員が地域社会に貢献することを奨励し、従業員の取り組みを評価しています。2009年、バクスターは全世界でのべ15.9万時間以上のボランティア活動を行い、そのうち約300人の従業員が年間40時間以上のボランティア活動を、約500人の従業員が年間75時間以上のボランティア活動を行いました。日本においても、のべ約3,570時間、従業員1人あたり年間平均約4時間のボランティア活動を行いました。

当社は、従業員がそれぞれ興味のある分野においてボランティア活動を行うことを促進しており、多くの従業員が環境関連のボランティア活動を行っています。2009年は、のべ4,600時間以上の環境活動に従業員が参加しました。また、国連が定める世界環境デーを記念し、当社は2009年から6月の第1週を環境週間として、世界各地でさまざまな環境保全の取り組みを実施しています。たとえば、オーストリアのオルトでは、事業所周辺の河川を清掃し、また、環境への負荷がより少ない交通手段の利用を促進するための啓発イベントを行いました。日本においても、事業所周辺の清掃活動や事業所の昼間消灯を含む、複数の環境保全活動を実施しました。世界各地におけるこれらの取り組みは、サステナビリティが当社の企業文化の一つとして根づいていることの表れであり、一つひとつの取り組みの積み重ねにより、社会に影響を及ぼすことができることを示すものです。

バクスターについて

バクスターのサステナビリティに対する取り組みは、30年におよびます。バクスターは、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスに掲載されており、また、コーポレート・ナイツ社によりサステナビリティ企業世界ベスト100社として、コーポレート・リスポンシビリティ・オフィサー誌により企業市民ベスト100社として認められています。また、ニューズウィーク誌による2009年グリーン・ランキングの医療部門において1位にランクインしました。バクスターは、ボストン大学の企業市民センター、グローバル気候変動ピュー・センターのビジネス環境リーダーシップ協議会、シカゴ気候変動、米国環境保護庁の気候リーダー、および倫理・コンプライアンス・オフィサー協会のメンバーです。また、バクスターは、グローバル・レポーティング・イニシアチブ(GRI)のステークホルダーであり、セリーズ原則を支持しています。

バクスターインターナショナルインク(NYSE: BAX)およびその子会社は、血友病や免疫不全、感染症、腎疾患、外傷などに対する医薬品・医療機器を開発および製造販売し、患者さんの救命や生命維持に貢献しています。多様性に富んだグローバルヘルスケア企業として、医薬品、医療機器、およびバイオテクノロジーの専門技術を活用し、世界の医療の向上に寄与する製品を創出します。

バクスター株式会社について

バクスター株式会社は、腎不全、血友病、輸液、麻酔、疼痛管理の領域に特化したグローバルヘルスケア企業、米バクスターインターナショナルインクの日本法人です。医薬品、医療機器、バイオサイエンステクノロジーを中心とした医療サービスを患者さんや医療現場に提供し、医療に新たな価値を創造します。
本件に関するお問合せ先およびサステナビリティ報告書のご請求先

バクスター株式会社 コーポレートコミュニケーション部

 
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