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ニュースリリース

 
 

アドベイトによる血友病治療において
インヒビター発現リスクが低いことを欧米の市販後安全性調査で確認

 

2010年7月29日

この資料は、米バクスターインターナショナルインクが2010年7月13日(米国現地時間)に発表しましたプレスリリースを日本語に翻訳再編集し、皆様のご参考に供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先します。

2010年7月13日、アルゼンチン共和国ブエノスアイレス発

国際血友病連合の2010年国際会議において日本の製造販売後安全性調査の中間結果を発表

バクスターインターナショナルインク(NYSE: BAX)は、欧米で実施された市販後安全性調査(PASS)の最終結果を本日発表しました。この結果は、先般「Hemophilia」誌(1)に発表されたアドベイト(プラズマ/アルブミンフリー製法による遺伝子組換え型抗血友病因子)の臨床試験における安全性および有効性のデータを裏づけるものあり、治療歴のある重症中等症および重症血友病A患者(PTPs)、およびその他の血友病患者における安全性、有効性、およびインヒビターの発現に関するデータは、先に発表されたデータと同様な結果が得られました。これは、欧米12ヵ国で実施されたオープンラベルの大規模観察試験から得られたもので、同試験ではさまざまな年齢の重症中等症および重症血友病A患者521人に対して、医師の判断によりアドベイトの定期補充療法またはオンデマンド療法(出血時投与)が行われました。

治療歴のある重症中等症および重症血友病A患者(PTPs)348人におけるインヒビター発現率は、0.29%でした(95%信頼区間:0.01~1.59)。この結果は、類似の患者群198人を対象としたアドベイトの臨床試験で確認されたインヒビター発現率0.51%(95%信頼区間:0.03~2.91)とほぼ同等のものでした。

また、国際血友病学連合の2010年国際会議において、日本のアドベイトの製造販売後安全性調査の中間結果を発表しました。日本の治療の現状に関する詳細な報告は限られていますが、今回の患者の年齢別データによると、20歳以下ではより多くの患者が定期補充療法を受けており、21歳以上の患者群では定期補充療法を受けている患者が少ない傾向にありました。

「欧米の市販後安全性調査の結果、アドベイトの投与患者、その中でも特に第VIII因子製剤による治療歴のある患者にとって、血友病治療の課題であるインヒビターの発現リスクが低いことが明らかになりました。この大規模調査の結果は、実際の治療におけるアドベイトの安全性、免疫原性、および有効性を裏づけるものであり、非常に重要なデータです」と、ドイツ ボン大学病院実験血液学・輸血医学部長のヨハネス・オルデバーグ博士(Johannes Oldenburg, M.D., Ph.D.)は述べています。

全般的にアドベイトの市販後安全性調査結果は、先に比較臨床試験で確認された安全性データを裏づけるものでした。予測できない特異な有害事象は認められませんでした。第VIII因子インヒビターの発現、過敏症、薬効過少など、アドベイトの投与に関連する重篤な有害事象が10件報告されました。アドベイトの投与に関連する非重篤な有害事象は、腹痛、皮膚異常臭、尿異常臭、精神運動亢進、無力症、頭痛、疲労、薬効過少、不安など10件報告されました。

「市販後安全性調査では、血友病の日常的な臨床診療において、アドベイトの治療実績をより多くの患者さんを対象として観察することができます。今回の結果は、これまでに集積されたアドベイトの安全性、有効性、およびインヒビターの発現リスクに関する知見を裏づけ、今後の研究の基盤を築き、血友病治療の向上に光をあてるものとなりました」と、バクスターのバイオサイエンス事業部臨床担当バイスプレジデントであるブルース・ユーエンスタイン博士(Bruce Ewenstein, M.D., Ph.D)は述べています。

欧米のアドベイトの市販後安全性調査について

アドベイトの市販後安全性調査は、第VIII因子製剤による治療歴のない重症中等症および重症血友病A患者、およびアドベイト以外の第VIII因子製剤による治療歴のある重症中等症および重症血友病A患者を対象として実施されました。521人の患者のうち、286人は定期補充療法を受け、193人はオンデマンド療法(出血時投与)を受け、42人は途中で治療法を変更しました。欧州では定期補充療法、オンデマンド療法ともに承認されており、米国ではオンデマンド療法のみ承認されています。調査は、通常診療、緊急来院、および手術時を含む各患者の12ヵ月間のデータを収集して行いました。投与量、観察頻度、およびインヒビター検査の頻度は、それぞれの診療医が決定しました。

市販後安全性調査は、アドベイトによる治療1年目の患者の投与経験を記録するために、オープンラベル非対照観察試験として実施されました。血友病A患者の日常の臨床診療における、アドベイトの安全性および免疫原性の正確かつ現実的な評価を確立するために十分な患者数の登録を得ています。2004年以降、世界各国でアドベイトの市販後安全性調査を実施しており、これまでに米国、欧州、およびオーストラリアにおいて1,000人以上の患者が参加し、また、日本、韓国、台湾、およびイタリアにおいて現在、調査が進行中です。このアドベイトの包括的な臨床研究プログラムは、10以上の試験により構成されています。

アドベイトについて

アドベイトは、血漿由来成分を含まない遺伝子組換え型の全長血液凝固第VIII因子製剤です。製造工程において血漿由来成分を一切添加しないため、血漿由来の病原伝播のリスクを避けることができます。アドベイトは2003年に米国で初めて承認され、以来、全世界における販売実績は75億単位を超え、世界で最も多く使用されている血友病治療薬となっています。

アドベイトは、米国、EU27ヵ国、日本、カナダ、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、チリ、コロンビア、クロアチア、香港、アイスランド、マカオ、マレーシア、ニュージーランド、ノルウェー、プエルトリコ、セルビア、シンガポール、韓国、スリナム、スイス、台湾、ウルグアイの50ヵ国で承認されています。

バクスターについて

バクスターインターナショナルインクは、血友病や免疫不全、感染症、腎疾患、外傷などに対する医薬品・医療機器を開発および製造販売し、患者さんの救命や生命維持に貢献しています。多様性に富んだグローバルヘルスケア企業として、医薬品、医療機器、およびバイオテクノロジーの専門技術を活用し、世界の医療の向上に寄与する製品を創出します。

バクスターおよびアドベイトは、バクスターインターナショナルインクおよびその子会社の登録商標です。

バクスター株式会社について

バクスター株式会社は、腎不全、血友病、輸液、麻酔、疼痛管理の領域に特化したグローバルヘルスケア企業、米バクスターインターナショナルインクの日本法人です。医薬品、医療機器、バイオサイエンステクノロジーを中心とした医療サービスを患者さんや医療現場に提供し、医療に新たな価値を創造します。

参考文献

1. Oldenburg J et al. Postauthorization safety surveillance of ADVATE [antihaemophilic factor (recombinate), plasma/albumin-free method] demonstrates efficacy, safety and low-risk for immunogenicity in routine clinical practice. Haemophilia. 2010:1-14.
本件に関するお問合せ先

バクスター株式会社 コーポレートコミュニケーション部

 
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