企業の社会的責任におけるバクスターのコミットメントとCSRレポート
当社は、人々の生活にポジティブな影響を与えられるよう、日々意欲的に活動しています。患者さんの生命を守るという当社のミッションを原動力とし、患者さんのエンパワーメントを支え、地球環境を保護し、そして従業員やコミュニティを支援することで、永続的な価値を生み出せるよう努めています。
当社は、患者さん、お客様、従業員、コミュニティ、その他ステークホルダーの皆様に影響を与える、環境、社会、ガバナンス（ESG）の課題に注力して取り組んでいます。企業の社会的責任における当社の取り組みは、優れたガバナンスへのアプローチ、そして倫理、コンプライアンス、人権、インクルージョンとダイバーシティ、プライバシーとデータ保護への包括的なコミットメントによって支えられています。「患者さんのエンパワーメント支援」、「地球環境の保護」、「従業員とコミュニティの支援」という3つの柱を基軸に、企業の社会的責任における当社の2030年コミットメントでは、重点アクションについて10の目標を掲げています。
透明性を持った報告の実施
透明性を持って報告を行うことは、当社が環境に関する実績を30年間公表してきたように、長年にわたって注力している取り組みです。1999年にグローバル・レポーティング・イニシアチブ（GRI）のサステナビリティ・レポートガイドラインを先駆けて運用した最初の企業として、当社もその名を連ねています。GRIの報告原則である比較可能性、正確性、適時性、明確性、信頼性は、当社のアプローチの基本です。毎年、当社の取り組みを査定して評価し、進捗状況と課題を明らかにするとともに、より前向きな影響を社会にもたらすことのできる機会を特定して、バクスターCSRレポートにまとめています。最新および過去のCSRレポートは下記からダウンロードしてご覧ください。
2020年12月、当社は「医療機器および備品の持続可能性会計基準」に沿って、最初の「サステナビリティ会計基準審議会」（SASB）の指標を公表しました。2020年レポートに始まり、今後も年次バクスターCSRレポートにSASBの指標を取り入れていきます。インタラクティブ版をご覧になるには、当社の投資家向け広報サイトをご覧ください。
企業の社会的責任における当社の2030年コミットメントと目標
地球環境を保護
- 2040年までに直轄事業でカーボンニュートラルを達成
- 温室効果ガス排出量（スコープ1と2）を削減
- 水と廃棄物について戦略的な計画を策定・実施
- 一体化した持続可能な調達戦略を策定
当社の2030年コミットメントは、一層持続可能な未来の実現に向けてグローバル視点で設計し、 国連の持続可能な開発目標 （UN SDGs）と2030アジェンダを支援するものです。事業や企業の社会的責任における取組は、SDGsのさまざまな面に接しており、当初は下記の目標に注力していきます。
- 目標3：すべてのひとに健康と福祉を
- 目標6：安全な水とトイレを世界中に
- 目標 12: つくる責任つかう責任
当社のガバナンスと重要なESG問題
ESGの問題については、当社の会長兼CEO、最高幹部、取締役会など、当社の上層部で戦略的なレビューとモニタリングが行われます。企業の社会的責任における当社の戦略は、経営陣と全社から召集された各領域の専門家によって構成される評議会によって管理されています。この評議会では、当社事業全体における企業の社会的責任を統合し、企業の社会的責任における優先事項と目標のマネジメントについて高度な説明責任を確保するよう主導します。
企業の社会的責任に関する当社の戦略では、バリューチェーン全体における原材料調達問題とその影響力に関する項目を優先事項としています。また、同業他社や他の比較対象と比較して、4つの分野で上位25％の成果を達成する取り組みを下支えしています。
- 患者さんの安全と品質
- イノベーションによる成長
- 働きがいのある職場
- 業界をリードするパフォーマンス