バクスターのワクチン事業について
ファクトシート
バクスターインターナショナルインクは、10年以上の間、感染症治療の開発に取り組んでいます。ダニまたは蚊媒介性疾患や髄膜炎菌性疾患に対するウイルス性または細菌性ワクチン、パンデミックおよび季節性インフルエンザワクチンを中心とした、ワクチンの開発および製品化を行っています。
バクスターは、人々を感染症から守るさまざまなワクチンを製造しています。感染力が強く、致命的な衰弱性の合併症が急速に発症するC型髄膜炎の予防ワクチン、主として欧州で発症している致死性の高い、ダニ媒介性脳炎の予防ワクチンが、その一例です。また、米国の他企業との提携の下、天然痘ワクチンを開発し、米国を含む複数国の政府に供給しています。さらに、米国政府と提携し、バクスター独自のヴェロ細胞技術を活用した、季節性インフルエンザワクチン「PREFLUCEL」およびH5N1型パンデミックインフルエンザワクチン「CELVAPAN」を開発しています。
ヴェロ細胞技術による新たな展開
バクスターは、鶏卵を使用せず、細胞培養によりインフルエンザワクチンを製造する、ヴェロ細胞技術を有しています。ヴェロ細胞技術は、従来の鶏卵を用いた方法に比べ、製造期間を半分にまで短縮させることが可能です。季節性およびパンデミックインフルエンザワクチンの生成、精製、製剤化に、この高度な技術を活用することにより、インフルエンザワクチンの製造に革新をもたらす可能性があります。
季節性インフルエンザおよび鳥インフルエンザの
ヒトへの感染
バクスターは現在、画期的なヴェロ細胞技術を用いて、季節性インフルエンザワクチンおよび鳥インフルエンザワクチンの開発を積極的に進めています。ヴェロ細胞技術は、ワクチンの製造期間を短縮させることができます。より多くの人々へより迅速にワクチンを供給することにより、鳥インフルエンザの感染リスクを軽減できる可能性があります。
製造施設について
バクスターは現在、世界で唯一、商業規模の細胞培養による新型インフルエンザワクチンの製造施設を有するメーカーです。チェコ共和国のボフミル(Bohumil)にあるバクスターの製造施設は、生物学的安全性レベル3(BioSafety Level III)の認証を得ています。同施設では、ワクチンの規格、用量、およびウイルス株の収率によりますが、年間最大1億回投与分のパンデミックワクチンを製造することが可能です。また、オーストリアのオルト(Orth)にあるパイロット プラントでは、臨床試験用の少量のヴェロ細胞ワクチンを製造することができます。
研究開発パイプライン
バクスターは、パンデミックおよび季節性インフルエンザ、SARS、西ナイルウイルス、ロスリバーウイルス、およびライム病などに対するワクチンを開発しています。
パンデミック対策への取り組みについて
バクスターは、複数国の政府に協力して、バイオテロやパンデミックに対するワクチンやその他の治療法の製造開発を行っています。現在、バクスターは、パンデミックワクチンの開発提携やH5N1型インフルエンザワクチン「CELVAPAN」の備蓄について、世界各国の政府や保健当局と検討しています。




