バクスター、2021年CSRレポートを公開 ―環境・社会・ガバナンス(ESG)における重点事項の進捗を報告―

報道関係者向けプレスリリース
  • 「企業の社会的責任における2030年のコミットメントと目標」について、進捗状況を報告

  • 気候変動対策ロードマップを公開し、2040年までの直轄事業におけるカーボンニュートラル化の目標達成に向けた計画を提示

  • 地域社会を支援し人種間の平等に向けた取り組みを推進するため、バクスターおよびバクスターインターナショナル財団より現金および製品で5,200万ドルを寄附

  • 最高経営陣におけるESGプログラムのガバナンスと監視を一層定着させていく取り組みを紹介

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報道関係各位

この資料は、米バクスターインターナショナルインクが 2022 年 6 月 27 日に発表したプレスリリースを日本語に翻訳再編集し、皆さまのご参考に提供するものです。 この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先します。

2022年6月27日、米国イリノイ州ディアフィールド発

メディカルテクノロジーの世界的なリーディングカンパニーであるバクスターインターナショナルインク(NYSE:BAX)(以下、「バクスター」および「当社」)は本日、2021 Corporate Responsibility Report (2021年CSRレポート)を公開しました。本レポートで、「企業の社会的責任における2030年のコミットメントと目標」に向けた当社の取り組みについて、進捗状況を報告しています。また、事業および慈善プログラムにわたり、環境・社会・ガバナンス(ESG)におけるパフォーマンスの推進に向けてバクスターが継続的に取り組んできた実績についても紹介しています。

バクスターの会長 兼 社長 兼 最高経営責任者、ジョー・アルメイダ氏は次のように述べています。

「責任ある企業市民であるためのバクスターの揺るぎない献身的な取り組みは、“患者さんの生命を守る”という当社ミッションの真髄です。90年の歴史にわたり、患者さんの健康の向上、地球環境の保護、当社の従業員および世界中で当社が事業を提供する地域社会の福祉の支援に取り組んできました。これらの取り組みに関する根強いコミットメントは、ヒルロム社の買収に伴い、同社と価値観の共有を形にするべく人材や事業の統合が続く中、一層強化されています。」

 

■企業の社会的責任における2021年の達成事項

2021年7月にバクスターの「企業の社会的責任における2030年のコミットメントと目標」を発表して以降、当社は、基準となる評価指標の定義、パフォーマンスを追跡する仕組みの推進、目標に関わるチームの設置、ガバナンスプロセスの強化に取り組んできました。これらの取り組みは、前進に向けて必要な基盤とロードマップの確立、当社が2030年までにそしてその先も継続的に目標を達成していくために大いに役立ちます。

本レポートで紹介している、バクスターの「企業の社会的責任における2030年の目標」に則した主な達成事項は以下のとおりです。

  • 200件近くの省エネルギープロジェクトを実行、これにより想定される成果として年間で地球温暖化ガスの排出量をCO2換算8,800トン削減1。また、3メガワット以上の太陽光発電を新たに設置。
  • 気候変動対策ロードマップを策定し、2040年までの直轄事業におけるカーボンニュートラル化の目標達成に向けた計画を提示。
  • 2020年比および収益連動で、水がひっ迫した地域で事業に使用する水の量を7.7%削減するとともに、廃棄物の発生量を9.0%削減。2
  • 2020年比で、従業員の病気やケガについて確認された事象の総発生率を20%削減、当年において同業企業の同項目上位25%を達成。2,3
  • バクスターおよびバクスターインターナショナル財団より、現金及び製品で5,200万ドル以上を寄付。地域社会におけるこのような戦略的投資として、コロンビアで安全な水へのアクセスを増やすための新たなシグネチャー・パートナーシップ、COVID-19のパンデミックに対応する非営利団体の支援、インクルージョンや人種間の平等を推進する当社のACT:Activating Change Today(今こそ変化を起こす)プログラムの一環である様々な活動など。
  • 当社のESGプログラムにおける既存のガバナンスを強化。例として、経営層の組織横断的な「企業の社会的責任(CSR)運営委員会」を追加し一層の指揮および監督強化を実施。一方で、ステークホルダーに向け、企業の社会的責任戦略およびカルチャーの推進を支援。

 

■透明性のある報告に向けたコミットメント

また、バクスターは本日、医療機器および医療用品の持続可能性会計基準に沿った2021年の持続可能性会計基準機構(SASB)指標を発行しました。

当社は、30年間にわたりESGに関連する取り組みでのパフォーマンスについて公表し、透明性のある報告に向けた確固たるコミットメントを実行しています。また、グローバル・レポーティング・イニシアチブ(GRI)やその他主要な情報開示の枠組み、持続可能性基準、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)などの報告組織と足並みをそろえるため、継続して報告手法の評価を積極的に行っています。

 

■当社における企業の社会的責任に向けた取り組みへの評価

バクスターは、企業の社会的責任への貢献で長きにわたり高い評価を受けてきました。今後も、倫理的な企業、選ばれる雇用主、多様性があり公平でインクルーシブな職場の醸成に取り組む企業、そして社会および環境に責任ある企業として、リーダーシップを発揮する取り組みを引き続き推進していきます。

 

地域や国に特化した非常に多くの評価に加え、当社は以下の代表的な賞や認定を受ける栄誉にあずかっています。

  • 3BL Mediaによる「企業市民トップ100」
  • ニューズウイーク誌による「アメリカの最も責任ある会社」
  • EcoVadisによる「持続可能性格付け ゴールド」
  • FTSE4Goodインデックスシリーズ
  • ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)
  • CDPによる「気候変動(スコアB)」と「水の確保(スコアB)」
  • Forbes誌による「全米ベスト・エンプロイヤー ・フォー・ダイバーシティ」および「全米ベスト・エンプロイヤー・フォー・ウィメン」、「ワールド・ベスト・エンプロイヤー」
  • ヒューマン・ライツ・キャンペーン財団による企業平等指数
  • Disability:IN および米国障がい者協会による「ディスアビリティ・インクルージョンで最も優れた職場」
  • Seramount社による「最も優れた企業100」、「父親にとって最も優れた企業」、「女性役員のためのトップ企業」、「多様な文化的背景の女性に最も優れた企業」、そして「Saramount グローバル・インクルージョン・インデックス」

企業の社会的責任におけるバクスターの取り組みについて詳しくは、当社ウェブサイトのCorporate Responsibilityをご覧ください。

 

■バクスターインターナショナルインクについて

バクスターインターナショナルインクは、日々、数百万もの患者さんおよび医療従事者・介護者の方々に、クリティカルケア、栄養関連、腎臓関連、病院および手術製品などの主要なポートフォリオを提供しています。当社は、90年以上の長きにわたり、患者さんの生命を守るイノベーションとそれを実現する医療従事者の方々が交わる重要な領域において事業を行っています。世界中の従業員は、100カ国以上で使用されている製品、技術および治療法により、医療を飛躍的に進展させてきた豊かな伝統を礎に、次世代の革新的なヘルスケアイノベーションを推進しています。詳しくはhttps://www.baxter.com/をご覧ください。またTwitterLinkedInFacebookでも発信しています。

 

■バクスター株式会社について

バクスター株式会社は世界的なヘルスケアカンパニー、米バクスターインターナショナルインクの日本法人です。2019 年、日本法人設立 50 周年を迎えた当社は腹膜透析、血液透析に関わる透析製品事業分野、吸入麻酔薬や急性血液浄化治療をはじめとするホスピタルプロダクト事業分野、局所止血材や癒着防止吸収性バリアを中心としたアドバンスサージェリー事業分野を軸に医薬品、医療機器のリーディングカンパニーとして、イノベイティブな製品とサービスを提供し、日本の医療現場に貢献して参ります。https://www.baxter.co.jp

 

This release includes forward-looking statements concerning Baxter's 2030 Corporate Responsibility Commitment and other plans and initiatives described in the release. The statements are based on assumptions about many important factors, including the following, which could cause actual results to differ materially from those in the forward-looking statements: the impact of global economic conditions (including potential trade wars and economic sanctions) and public health crises and epidemics, such as the ongoing coronavirus (COVID-19) pandemic, on Baxter and its employees, customers and suppliers, including foreign governments in countries in which Baxter operates; inability to create additional production capacity in a timely manner or the occurrence of other manufacturing or supply difficulties (including as a result of natural disasters, public health crises and epidemics/pandemics, regulatory actions or otherwise); satisfaction of regulatory and other requirements; actions of regulatory bodies and other governmental authorities; product quality, manufacturing or supply, or patient safety issues; changes in law and regulations; the adequacy of our cash flows from operations (which may be negatively impacted by collectability concerns as a result of the ongoing COVID-19 pandemic or otherwise) and other sources of liquidity to meet our ongoing cash obligations and fund our investment program; and other risks identified in Baxter's most recent filing on Form 10-K and Form 10-Q and other SEC filings, all of which are available on Baxter's website. Baxter does not undertake to update its forward-looking statements.

 

バクスターとヒルロムは、バクスターインターナショナルインクの登録商標です。

 

1地球温暖化ガスの排出削減量は、プロジェクト実行後12カ月間で算出したものです。

2 含まれる測定基準にヒルロムの活動は反映されていません。

3アメリカ合衆国労働省労働統計局が公表する、各種業界のグローバル企業において。

 

【本件に関するお問い合わせ先】

バクスター株式会社 コーポレートコミュニケーション部

03-6890-8744

 

プレスリリース原文Baxter Details Progress Toward Environmental, Social and Governance (ESG) Priorities in Annual Corporate Responsibility Report(英語)