3月11日は世界腎臓デー

報道関係者向けプレスリリース
  • バクスターは世界腎臓デー2021のテーマ「Living Well with Kidney Disease(腎臓病と共に生きる患者さんがより良く生活できるように)」のサポーターです。

  • デジタルヘルステクノロジーは在宅腹膜透析患者さんが安心感をもって治療にあたることだけではなく、医師が遠隔で患者マネジメントを行うことを可能にし、さらに感染症が蔓延するような環境下において患者さんの通院回数を低減させることに寄与します。

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Japan -

バクスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:ダニー・リスバーグ)は、2021年3月11日(木)世界腎臓デーのサポーターとして本年のテーマ「Living Well with Kidney Disease腎臓病と共に生きる患者さんがより良く生活できるように)」に基づいて腎臓病の予防と管理、そして治療へのアクセスの向上の啓発により一層の力を注ぐことを表明します。

毎年、世界では250万以上の患者さんが末期腎不全の治療として腎代替療法を受けており1、その数は2030年までに540万人に増加することが予測されています。また、日本でも2019年末時点で透析治療を受けている患者さんの数は約34万人に達しており、その有病率は年々増加傾向であると報告されています2

バクスターのアジア太平洋地域プレジデント、シニア・バイスプレジデント Andrew Frye氏は「バクスターは世界腎臓デーのサポーターであることを大変誇りに思います。私たちは目の前に広がる様々な腎臓病治療の課題を乗り越え、より患者さんを中心とした研究開発、医療そして政策を実現していかなければなりません」と述べています。

なお、世界腎臓デーにあたってFrye氏はシンガポール国立大学准教授で同国立大学病院のInterventional nephrology部長、National Kidney Foundationのメディカルディレクターを務める Behram Ali Khan医師と共に世界腎臓デーのテーマを啓発するビデオトーク、“Transforming the Conversation on Dialysis Care”を公開しています。

Behram Ali Khan医師は「在宅透析を行えるように患者さん自身が治療を選択し、決定できるようにエンパワーメントしていくにはまず、治療選択肢についての教育を行い、在宅で治療できる環境が整っているかを確認して頂き、さらに安心感をもって自分で治療を行えるように治療手技などのトレーニングをしっかり提供していくことが必要です。デジタルヘルステクノロジーなどの技術は患者さんが在宅で安心感をもって治療にあたること、そして医師が遠隔患者マネジメントを行うことを可能にし、さらに感染症が蔓延するような環境下において患者さんが病院に通院しなければならない回数を低減させることに寄与します。」と今回のビデオに寄せて述べています。

「患者さんの安全を守るには医療従事者、政策提言者と策定者、そしてヘルスケア産業の企業などが一つのコミュニティとなって取り組んでいかなければなりません。」

遠隔患者マネジメントにおいてはバクスターが本邦でも提供しているシェアソース3は、医師がセキュリティで保護された環境下で腹膜透析の在宅治療を行う患者さんの治療データにアクセスし、患者さんの毎回の治療結果を確認し、治療結果に応じて腹膜透析液の貯留時間や注液量などの治療設定変更を可能にしています。

 

  • バクスターはこれから透析を始める方や腹膜透析(PD)を行っている方へ、治療に役立つ情報を紹介しています(日本語)。
    自宅で行う透析療法 腹膜透析(PD)情報サイト  https://www.fukumakutouseki.jp/

 

  • Behram Ali Khan医師とAndrew Frye氏ビデオトークはこちらからご覧いただけます(英語のみ)
    We're proud to support this year’s World Kidney Day under the theme Living Well with Kidney Disease
    https://www.youtube.com/watch?v=k77IqbMHYJ4
     

※1 Lancet 2015 - Liyanage T, Ninomiya T, Jha V. et al

※2 日本透析医学会統計調査委員会:図説 わが国の慢性透析療法の現況(2019年12月31日現在)

※3 一般的名称:腹膜透析用治療計画プログラム 承認番号:22800BZX00345000

 

 

■バクスター株式会社について

バクスター株式会社は世界的なヘルスケアカンパニー、米バクスターインターナショナルインクの日本法人です。2019年、日本法人設立50周年を迎えた当社は腹膜透析、血液透析に関わる透析製品事業分野、吸入麻酔薬や急性血液浄化治療をはじめとするホスピタルプロダクト事業分野、局所止血材や癒着防止吸収性バリアを中心としたアドバンスサージェリー事業分野を軸に医薬品、医療機器のリーディングカンパニーとして、イノベイティブな製品とサービスを提供し、日本の医療現場に貢献して参ります。

https://www.baxter.co.jp/

 

 

■バクスターインターナショナルインクについて

バクスターは、日々、数百万もの患者さんおよび医療従事者・介護者に、クリティカルケア、栄養関連、腎臓関連、病院および手術製品などのバクスターの主要なポートフォリオを提供しています。当社は、85年以上の長きにわたり、患者さんの生命を守るイノベーションとそれを実現する医療従事者が交わる重要な領域において事業を行っています。世界中のバクスター従業員は、100カ国以上で使用されている製品、技術および治療法により、医療を飛躍的に進展させてきた豊かな伝統を礎に、次世代の革新的なヘルスケアイノベーションを推進しています。
https://www.baxter.com/